「ピアノが弾けるようになりたい!」
「大人が独学でピアノを続けられるのか知りたい」
仕事や家事で毎日忙しい大人にとって、独学でピアノを続けるのは難しいことかもしれません。
「よし、やるぞ!」と思っても続かないことってよくありますよね…。
私は語学にヨガ、日記をつけることなど、いろいろ挫折してきました(笑)
しかしピアノが弾けるようになると、周りから賞賛されたり音を奏でる楽しさが見出せたりなど、良いことずくめです。
結論から言うと、大人のピアノ独学は不可能ではありません。
本記事では、大人のピアノ独学が続かないといわれる理由や、継続させるコツを徹底解説します。
ピアノ歴23年の私が真剣に考えたので、これからピアノを独学で頑張ってみたい方は、ぜひ参考にしてください。
大人のピアノ独学が続かない理由
これからピアノを始めようとしている方は、最初から無理なことはしたくありませんよね。
ここでは、大人がピアノの独学が続かない理由を5つ紹介します。
自分がピアノを続けられそうか考えながら、理由を見ていきましょう。
時間がない
大人は仕事や家庭のことがあり、ピアノの練習時間を確保するのが難しいです。
仕事が忙しいと練習できない日が続き、なかなか上達できない可能性もあります。
仕事後に練習しようと思っても、疲れてできないこともあるでしょう。
「1日15分でもいいからピアノを弾く」などルールを決めて、継続的に練習できると良いですね。
孤独に耐えられなくなる
譜読みや片手練習など、ピアノの練習は孤独で地味な作業が多く、一人で続けるのがつらく感じてしまうことがあります。
独学の場合は特に孤独を感じやすく、続かない原因になります。
練習中に弾けない箇所があっても、相談する相手がいないといつまでも解決できずに、孤独やモヤモヤを抱えてしまいます。
一人で練習していると自分の演奏に対して客観的に評価できないので、家族や友人からアドバイスを受けるのもアリです。
練習環境が整っていない
朝や夜に弾くと近所迷惑になることもあるので、限られた時間のなかで練習しないといけません。
平日の日中に働いているのであれば、まとまった時間で練習できるのは土日のみになるでしょう。
防音室なら時間を気にせず弾けますが、そのような部屋がある家は少数派ですよね。
練習環境が整っていないと、やる気が下がって続かない可能性があるので注意が必要です。
モチベーションが下がりやすい
楽譜を読むことや両手で演奏することなど、ピアノ初心者はつまずくことがたくさんあることでしょう。
初歩の段階でつまずいてしまうと、一曲弾けるまでが遠く感じてしまい、練習を続けるのがつらくなる可能性があります。
また、仕事や家事に追われてピアノを弾かない日が続くと、どんどんモチベーションが低くなって挫折してしまうことも。
「弾きたい曲がある」「披露する機会がある」など強い目的があれば、独学でも続きやすいはずです。
子どもに比べて吸収スピードが遅い
大人は子どもよりも柔軟性や記憶力が低く、何かを習得するのに時間がかかります。
大人になり周りが見えるようになったからこそ、自分で自分の限界を決めつけてしまっているからなのかもしれません。
ピアノは、何歳から始めても問題ありません。
子どものころのように純粋な気持ちで、ピアノの練習に臨んでみてはいかがでしょうか?
ピアノ教室に通うメリット・デメリット
ピアノを始める際に「独学かピアノ教室に通うべきか」で、迷うことはよくあります。
そこで、13年間ピアノ教室に通っていた私の経験をもとに、メリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
ピアノ教室に通うメリットは、以下が挙げられます。
ピアノは、美しい音を出すためや表現力を高めるために、手首の使い方や強弱のつけ方などのテクニックが必要です。
独学だけでは、テクニックや基礎を身に付けるまでに、遠回りしてしまう可能性があります。
先生から的確なアドバイスを受けたり、お手本となる演奏を生で見たりすることで、正しい弾き方が身につきます。
また、褒められることがピアノを続ける最大の原動力といっても過言ではありません。
デメリット
ピアノ教室に通うデメリットは、以下が挙げられます。
ピアノ教室の月謝は5,000~10,000円がおおよその相場です。
仕事や家の都合でレッスンを休むとなると、その分が無駄になってしまいますよね。
「定期的に通えない」「自分のペースで弾きたい」という方は、ピアノ教室は向いていないかもしれません。
また、先生が怖かったり相性が合わなかったりする場合も、ゼロではありません。
ピアノ教室に通う場合は、公式サイトや口コミなどを参考にして、自分に合った教室を見つけましょう。
ピアノの独学が向いている人は?【タイプチェック】
ピアノを続けられるのはどんな人なのか、自分の経験も踏まえて特徴をまとめてみました。
いくつ当てはまるか、自身のタイプをチェックしてみましょう。
当てはまった数が…
0~3個:続けるのがつらくなってしまうかも
4~6個:工夫次第でピアノを続けられる
7~9個:ピアノの上達は十分可能
※あくまで目安で、今回の結果がすべてではありません。
ピアノは1曲弾けるようになるまで地道な努力が必要なので、忍耐強い人や黙々と作業をするのが好きな人に向いています。
また、ネット環境さえあれば、YouTubeなどで弾き方のコツや練習方法を知ることができます。
一つひとつ完璧にこなそうとすると続かない可能性が高いので、適度なゆるさを持ちましょう。
ピアノを練習していると、上手く弾けなくても次の日には少し上達している現象がよく起こります。(ピアニストあるあるなはず!)
大人が独学でピアノを続けるコツ5つ
趣味のピアノは途中で挫折してしまうことがよくありますが、少しの工夫で続けられるようになります。
ここからは、大人が独学でピアノを続けるための効果的なコツを5つ紹介します。
- 毎日ピアノに触れる時間をつくる
- YouTubeや教材を活用する
- 目標を低めに設定する
- 簡単な曲から挑戦する
- 楽しむことを忘れない
いずれも無理のない範囲で続けられる方法なので、良いと思ったものがあればぜひ実践してみてください。
毎日ピアノに触れる時間をつくる
ピアノを長く続けていくためには、ピアノを弾くことを習慣化させるのがおすすめです。
5~15分くらいでも良いので、毎日ピアノに触れるようにしましょう。
仕事前や仕事終わり、夕ご飯の前など、練習するタイミングを決めると習慣化しやすいです。
ピアノを弾く習慣が身につけば、毎日弾かないと気が済まなくなるはずです。
YouTubeや教材を活用する
「練習を続けていてもなかなか上達しない」と思ったら、YouTubeや教材を活用するのがおすすめです。
YouTubeなら、プロのピアノ演奏やレッスン動画を無料で見られます。
プロの演奏を見るだけで、正しい姿勢や手首の使い方など、参考になることが数多くあります。
また、プロの演奏姿を真似ることで上達した気持ちになり、モチベーションUPにもつながります。
独学がマンネリ化したときのブースターとして、YouTubeや教材が役立つでしょう。
目標を低めに設定する
目標を低めに設定して小さな成功を積み重ねていくことも、ピアノを長く続ける秘訣です。
たとえば、以下のような目標を設定してみてください。
- 3日連続でピアノを弾く
- 1日5分練習できればOK
- 片手ずつで弾けるようになる
実現可能な目標を一つずつクリアして、「もっと弾きたい!」という意欲を引き出しましょう。
簡単な曲から挑戦する
難しい曲は弾けるまでに時間がかかり、その間に挫折してしまう恐れがあります。
そのため、簡単な曲から挑戦して、徐々にレベルを上げていきましょう。
曲のレベルは、本に記載されていたり、ネットなどで調べたりすることができます。
簡単な曲から挑戦して弾ける曲を増やすことで、達成感や自信が得られます。
楽しむことを忘れない
ピアノの独学を続けるうえで一番重要なのは、楽しむことです。
自分の好きな曲やジャンルを選ぶなどして、楽しみながらピアノを弾く工夫をしてみてください。
また、楽しむために「無理をしない」と決めましょう。
興味を持って取り組むことで、自発的に練習時間を増やし、上達を実感しやすくなります。
ピアノ独学はちょっとした工夫で続けられる
独学にしてもレッスンを受けるにしても、格好よくピアノを弾けるようになるには時間がかかります。
ピアノの独学は「どうやって上達させるか」ではなく、「どうやってモチベーションを維持するか」が大切です。
つまり、練習を続けることが上達への近道です。
挫折を恐れず自分なりの工夫をして、楽しみながらピアノを弾いてみましょう。
ピアノを卒業する方向けにおすすめのピアノ買取業者をまとめたので、参考にしていただけると嬉しいです。
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